ここ寄木地区で防潮堤の建設方針が最初に示されたのが、2012年2月。推進員として奥尻島にも視察に行きました。
2012年11月の説明会で高さ9.08m、奥行21m、長さ454mの防潮堤が海にせり出す位置で建設される計画が示されました。

そして今年2月に、このまま防潮堤計画を進めていいのか話し合う住民会議を区長や推進員が中心となって開催し、「寄木地区として現計画での防潮堤は反対であること」「安心安全のためには内陸に位置を移して防潮堤を建設してほしい」旨を決め、地区として県や町に要望しました。

そして、今回、防潮堤計画の修正案の説明会があり、内陸に70m〜100m移した位置での防潮堤計画が示されました。全長は、1/3以下になり、コンクリートを海に流し込むこともなくなり、集落から海が見える環境も守ることができた上で、安全のための防潮堤が作られることになりました。

住民がまとまり声を挙げたことにより、計画が修正され、住民が大切にしたいことが尊重されることになりました。
説明会が終わったあとの区長さんを始め、皆さんのホッとした表情が印象的でした。
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