南三陸町歌津の「平成の森仮設住宅」で11月24日(土)、兵庫県豊岡市から贈られたチューリップの球根の植え付けが行われました。東日本大震災の被災地支援で10月から南三陸町に派遣されている豊岡市職員の中川正康氏の仲立ちで、「たんとうチューリップまつり実行委員会」と「豊岡市但東(たんとう)総合支所職員一同」が、赤、オレンジ、ピンクの3種類の球根2,500球を提供。仮設住宅や公共施設の花壇やプランターに地域住民の手でチューリップの植え付けから管理までをしてもらい、コミュニティ活動を活性化し、春の訪れを楽しみにしてもらおうというもの。歌津総合支所を介して、町内の自治会や仮設住宅、子供会などに配布され、このうち町内最大の約200世帯およそ600人が暮らす平成の森仮設住宅には430球が届けられました。
この日は午前8時半に、住民14人が植栽用のシャベルなどを手に集合。仮設住宅入り口付近の花壇や仮設住宅の通りに置かれたプランターなどに丁寧に植え込みました。参加者たちは和気あいあいとおしゃべりを楽しみながら作業に取り組み、2時間ほどで作業を終えました。終了後は、仮設のそばにある「カフェあづまーれ」でお茶会を開き、楽しい交流のひと時を過ごしました。
この日の作業には、宮城大学の復興まちづくり推進員も参加してお手伝いをさせていただいたほか、地域コミュニティ再生の活動に取り組んでいる「復興みなさん会」からはお茶会用のお菓子が提供されました。
「たんとうチューリップまつり」は、畑一面を10万本のチュリップで描くフラワーアートをメインに100万本のチュリップを楽しむ、兵庫県北部の春の一大イベントです。


posted by 復興まちづくり推進員 at 14:02|
Comment(0)
|
2012年度