2014年01月20日

ささよ

南三陸町寄木地区で地域に約250年前から伝わる伝統行事「ささよ」が開催されました。

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大漁旗が揺れる漁港で、地域の子ども達全員で太鼓をたたき、
その後、男の子による大漁と海の安全を祈願して唄い込みが行われました。

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地域の約8割の住宅が津波で流出したこの地区において、バラバラな仮設住宅に住む皆さんが港に集まり、代々受け継がれるこの伝統行事を通じて子ども達の成長を見守る1日となりました。
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2014年01月10日

役場への活動報告

南三陸町役場を訪問し、企画課に対し、新年の挨拶と昨年1年間の活動報告を行いました。

活動報告と意見交換で、大変有意義な時間となりました。
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担当課への都度の報告はしていても、こうして全体の動きとして状況を共有する大切さを再確認致しました。
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本年もよろしくお願い致します。

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2013年12月03日

仮設住宅でチューリップ植栽

 南三陸町歌津の「平成の森仮設住宅」で11月24日(日)午後、チューリップなどの草花の植栽が行われました。
 町内で地域コミュニティの再生と復興まちづくり活動を推進している「復興みなさん会」(後藤一磨代表、会員11人)が、住民同士の交流を図り、絆を深めてもらおうと企画したもので、同会の会員や仮設住宅で暮らす住民およそ20人が参加しました。
 午後1時に「カフェあづまーれ」付近に集合した参加者たちは、会が用意した600株と、豊岡市但東町から贈られた200株、さらに住民が持ち寄った200株、計1,000株のチューリップの球根のほか、パンジー、ビオラ、プリムラなどの苗を、仮設の入り口付近や「長生き坂」の愛称で親しまれている坂道のそばなど3ヶ所に植栽しました。
 震災の年から始められ、今回で3回目の取り組みとあって、参加者らは「来春もきれいな花が咲くのが楽しみだね」「青空の下で身体を動かすのは気分が良い」などとおしゃべりをしながら、慣れた手つきで丁寧に植えこんでいきました。
 作業終了後は、全員で芋煮会を開催。里芋やニンジン、ゴボウ、白菜などの野菜のほか、肉などをふんだんに入れた芋煮を味わい、楽しく交流しました。

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2013年08月21日

仮設住宅で色鮮やかな花が咲き誇っています

 南三陸町歌津の平成の森仮設住宅で、住民たちが植えた色鮮やかな花が咲き乱れ、仮設に暮らす人々や訪れた人たちの目を楽しませています。
 同仮設住宅では、入居直後から草花の愛好家らがスイセンやチューリップ、ヒマワリ、菊など四季折々の草花を植栽してきました。
 今年の6月には、仮設住宅の入り口やメインの道路沿いに、ペチュニアやマリゴールド、サルビアなど500株を植えました。住民等は、水を遣ったり、雑草を抜いたり、肥料を施すなど丹精を込めて花を育ててきました。その甲斐あって、花々は連日の猛暑にもめげず色鮮やかに咲き誇っています。
 秋には、来年の春に向けてチューリップやスイセンの球根を植える計画です。この植栽活動には、宮城大学の復興まちづくり推進員や復興みなさん会のメンバーもお手伝いをしています。

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       暑さに負けず咲き誇る花々

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       色鮮やかに咲き競う花

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       植栽作業に精を出すみなさん

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      みんなで笑顔の記念撮影
 
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     花を植えた後は、楽しくお茶会で交流
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2013年08月10日

歌津地区公共施設配置検討会が開催されました

 7月30日(火)午後7時から、総合支所仮庁舎2階会議室で、歌津地区公共施設配置検討会が開催されました。東日本大震災で流失した歌津総合支所、歌津公民館、保健センターなどの公共施設を、震災前のように建設する予定になっていますが、場所をどこにするか町の計画が決まっておらず、歌津地区の住民の意見を聞かせてほしいとの要請を受けて開催されたもので、今回が2回目。歌津地区の町議会議員5人全員をはじめ、行政区長や契約会長、各種団体の代表などおよそ20人が出席したほか、役場からは総合支所長、企画課長、建設課長等が出席しました。
 この日は、主に支所の機能について検討が行われ、住民側からは、行政の対応が震災前と違ってきているとの指摘がなされ、産業振興係をきちんと配置するなど、震災前にあった機能を当然残すべきとの意見が出たほか、復興だけでなく、新しいまちづくりのビジョンを作る政策担当の職員を置いてほしいとの要望が出されました。次回は、8月28日(水)に開催される予定。

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2013年08月06日

椿のまちづくりお茶会開催

 7月30日(火)午後、歌津平成の森仮設住宅集会所で、「椿はな咲くまちづくりお茶会」(復興みなさん会主催)が開かれました。会には、仮設住宅に暮らす住民34人が参加。長崎県五島市で作られている珍しい椿茶とお菓子を楽しみながら、和やかにまちづくりについて意見を交わしました。最初に、みなさん会の工藤真弓さんが、志津川地区で進められている椿の植生を活かしたまちづくりについて説明した後、3つのグループに分かれて、「昔の歌津、これからの歌津」をテーマにワークショップが行われ、グループ毎に話し合いの成果を発表しました。
 この日は、名足地区に建設中の災害公営住宅の立体模型も披露され、UR(都市整備機構)の担当者が住宅団地の概要について説明を行いました。
 この催しには、南三陸町の復興まちづくり推進員4人が、企画・広報、会場設営、ワークショップのファシリテーターなどをさせていただきました。

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2013年07月28日

第6回かもめの虹色会議のご報告

7月26日(金)に開催した6回目のかもめの虹色会議は豪雨にもかかわらず、11名がご参加くださいました。

いつも以上になんでも言い合えて、否定せず、現実的に誰がそれをするのかまでを考えながら、会議は進んでゆきました。

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国道から南側の土地活用法については「はまもり」をコンセプトに、
@防潮堤を町有地までセットバックし、その窪地が埋まる高さまで盛り土して、ネイチャーセンターを「はまもり」の拠点とする。
A盛り土が足らない場合は、ネイチャーセンターは別のところにして防潮堤は国道までセットバックする。
Bもしくは防潮堤と国道の間の窪地に盛り土をしないで、水がたまる環境を活かし、塩トマトづくりなどの新しい産業をみんなで展開する。
などが出ました。どのような展開になっても私たちは主体性をもって取り組むから、防潮堤からゆるやかに海に降りる手段だけは確保してほしいと考えました。
話は、森里海のつながりを自分たちの身の回り、排水問題などに立ち戻って考えることの必要性に到着。どうやって暮せば海がきれいに保てるか、海の恵みをいただいて生きる町民の成功は、後始末までが物語なんですね。
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2013年07月23日

第6回かもめの虹色会議のご案内

6回目のかもめの虹色会議のご案内です。

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7月29日(月)には志津川地区まちづくり協議会の合同部会が開かれます。
その前に、これまで検討してきた渚のまわりの未来図を整理し、コンセプトを再確認、今の復興計画の中で、大切にしたいもの、ことを意識づけする会にしたいと思います。公園内部に関してはゆっくり考えてゆけると思いますが、防潮堤と国道の間の土地活用については、町としてもこの夏には方向性を打ち出す予定のようです。ぜひ、公園部会の皆さんをはじめ、ひろく渚のあるまちづくりにご興味のある方はご参加いただき、いろんなお知恵を貸してください。

みんなで色を重ね合わせて、虹の橋を架け、なつかしい未来に会いに行きましょう。
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2013年07月10日

椿のまちづくりお茶会

南三陸椿ものがたり復興のご報告です。シリーズでいうと13弾目です。
7月5日(金)は登米市南方の仮設住宅集会所で、まちづくりお茶会を開催しました。
お客様は国内外から11名!参加住民は19名、計30人と賑やかでした。

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みなさんお手製のお漬物アラカルト、たらす餅を、そして五島市の椿茶を頂きながら、まずは交流。仲良くなったところで4グループに分かれて昔の松原、これからの松原について話しました。松原というのは、50年前、海だったところで、震災前は埋め立てられていましたが、今回の揺り戻しで、また海に戻りつつあるのです。皆さんは「松原」という地名を生かしたまちづくりをしたい、渚に戻したい、津波の記憶を残す場所にしたい、など、主体性を持った表現で発言されていました。

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後半は、コンサルさんにお願いをして、今現在計画されている災害復興公営住宅の模型を見せていただきました(入谷と歌津)。

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みなさんが入るかもしれない志津川の公営住宅の計画はまだ確定していませんので、前回のワークショップでまとめていた集会所への希望を、お母さん方の声としてお伝えしました。
大切なのは、そうして作って頂いた建物を、どう使うか。そのしくみづくりですね

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2013年07月03日

第4回かもめの虹色会議のご報告

6月28日(金)に開催した第4回かもめの虹色会議のご報告です。
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一人で思えば1色なことも、みんなで思えば虹色になる。
まちをつくって〜というのではなく、まちをつくろう!という人になろう。

参加者は虹色以上でした。

今回は、前回挙がったみなさんの案を一つの絵にまとめたものを前に議論しました。
まとめて言うと「国道から南側の民有地を盛り土し、ネイチャーセンターを拠点とし、志津川らしい渚を蘇らせる「はまもり」プロジェクトを立ち上げ、森里海の連携を学ぶしくみづくりをしてゆきたい」というものです。もちろんこれは、まだまだ途上の答えです。
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イメージ上の構想を、今後のまちづくりの話し合いの中でさらに検討し、現実と照らし合わせてゆくことがなにより大切。難しいなあと思っているのは、11メートル高になる国道45号線について。なかなかイメージが湧きません。国道から南側のエリヤから、国道を超えて市街地に行くときの連絡道はどうなるのか。未来図を立体化させることと合わせて、次回の宿題となりました。
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2013年06月23日

小島への松の植樹

先日のブログで紹介した、南三陸町寄木地区。住民の声が反映され、防潮堤計画が内陸に100mもセットバックされました。
湾に浮かぶ小島(松島と言います)を望む景観が守られることになったので、住民みんなで、その松島や周辺の小島に津波で流された松を植樹しようというイベントを区長や推進員が中心となって企画し、6月16日に植樹をしました。

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地域の誇りを復活させるため今回は地区住民のみに呼びかけ、2/3以上の世帯がそれぞれの仮設住宅や避難先から集まりました。
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いつもはバラバラの船に乗る漁師が乗り合わせて出港。
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島は、断崖絶壁のため、こうして手渡しで植樹の道具を運びます。
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そして植樹。こんな場所でも松は育つのですね。
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そして、漁師の安全や大量を祈願する祠(ほこら)を建て直し、お神酒を交わしました。
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海から見るとこんな場所です。3つの小島に35本の松の苗を植樹しました。
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住民が自主的に集まり、地域の誇りを復活させる。素敵な植樹の機会になりました。
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2013年06月17日

第3回かもめの虹色会議のご報告

6月14日(金)に第3回かもめの虹色会議を開催しました。
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毎週という希望もありましたが、みなさんのご都合を配慮し、だいたい2週に1回の開催を目指して、皆さんと話し合いながら展開してゆきたいと思います。

今回の目標は、宿題の未来図をみんなで共有し合って可能性を探る、でした。

宿題をやってきたのは4名。これがみんな偶然にも、それぞれに得意な部分に集中したプレゼン?で、これを一つに合わせると理想的な一つのモデルになるのでは、という展開になりました。以下はその案の連なりです。

@国道と防潮堤(民有地までセットバックした場所)の間を盛り土して緩やかな傾斜でつなぐ
Aその場所に海が一望できる木造のネイチャーセンターをつくり、海とのつながりを学ぶ
B渚は、養浜プロジェクトを立ち上げ、砂浜が戻ってくるように浜を育てる
C干潟は、残っている松原グランドを活かして一部を掘り込むことで可能性を生み出す
D森里海の連携の発信は、名産である志津川タコの8本足を活かす。などなど。
提案はいつも、それは誰がするんですか?ということを確かめながら行いました。

決して、こうしてください、ああしてください、ではない、こうします、ああします、といえるようになるための自己開発型会議です。この総合案と、いろいろな方々のアドバイスを参考に、さらに主体性を持って考え、次回のまちづくり協議会の参考資料に使っていただければ、みんなの貴重な時間が生かされ、さらにモチベーションが上がることでしょう。検討時間は限られています。

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次回、カモメの虹色会議は6月28日です^^
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2013年06月10日

復興てらこ屋(伊里前)を開催しました

6月4日(火)に第4回復興てらこ屋(伊里前地区)を開催しました。サッカーWcup決定の日と重なるという日程でしたが、30名程度の住民が参加し、行政やマスコミ・専門家なども大勢見学に訪れ、関心の高さを改めて感じる場となりました。
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現在の行政が作っている計画案が示された模型を参加者で覗き込む様子。
これまでは、事業ごとの計画説明でしたが、始めてその事業が組合わさった伊里前の町の模型を見ることになりました。
またその後は、地元商店街組合や、若手有志が考えているまちづくり案も紹介して頂きました。P1000033.JPG
そして意見交換。意見が異なる住民同士が、お互いの考えを知り、話し合う時間。途中でグループ変更も行い更に話し合い。
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今回は、将来の伊里前を考えるとともに、この状況から進めるために、今後どのように進めればいいかを話し合ったことも大きな特徴と言えると思います。
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そして全体で共有しました。

最後に、建設課長より今後の検討は「伊里前まちづくり協議会」を窓口として合意に向けた協議を進めることが明確にされました。説明会の実施を合意とみなされ事業が進む状況が回避され、今後は地区住民を代表する組織が協議し、合意を得ながら進めることが全体で共有されたことは大きな成果と言えると思います。

自由参加の勉強会としての復興てらこ屋としは、一区切りとなりますが、今後は伊里前まちづくり協議会として良い方向性が見いだして頂ければと思います。
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復興てらこ屋の内容や、意見交換で挙げられた内容は全て記録し、参加者や関係者と共有しました。
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2013年06月07日

漁集コンサルによるヒアリング

南三陸町の沿岸部の被災集落では、今年度から漁業集落防災機能強化事業の実施に向けた計画策定が町から委託を受けたコンサルタントによって始まっています。

そのコンサルによる地区住民へのヒアリングがありました。
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住民の方々に対し様々な問いかけを行いながら、住民の声を地図の書き残していく進め方。

震災lから2年が経過したものの、住居の高台移転と岸壁の原型復旧、防潮堤以外は、どのように復興させるのか検討すら始まっていなかったのがこれまでの状況。「1年半遅い!」と言った声も出ましたが、要望が次々と挙げられていました。
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「津波が来たときにすぐに逃げられる避難道の整備」や、「地域の集会所」「作業場の整備」「地盤沈下への対応」などたくさんの要望が。

今回挙げられたものをどこまでを復興事業としてできるのか、適切な復興事業費が、住民の声に基づいて適切に使われることを願いたいものです。
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2013年06月05日

第2回かもめの虹色会議のご報告

第2回目の「かもめの虹色会議」を 5月31日(金)の夜に上山八幡宮、社務所の2階で行いました。

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この会議は、会議というか、なつかしい故郷の実現に向かって、建設的な思いを伝えられるようにするための、「しゃべり場」です。

参加者は14人。
前半は、自由に空を飛ぶかもめの気分で、意見を交わしあいました。
後半は、橋の欄干に留まるかもめの気持ちで、意見を整理してみました。
整理するために掲げた軸は2つ。コスト面と、まちづくり効果です。
この2軸に合わせて、意見を整理してゆきました。
最後は、渚であそぶかもめの気分で、お互いの意見を味わいました。
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印象に残った言葉は以下の通りです。
「渚を人が作るのではなく、自然がつくってゆけるような仕掛けづくりをどうするか、それにどう参加できるか」
「防潮堤で守るのでなく、松島のように、島を形成して、波を弱めたい。その展開方法とは」
「高齢化を逆手にとって、知恵を活かした、ばーちゃーセンター、じーちゃーセンターとか」
「渚で遊ばせたいけどママたちは渚に最低限の安全性を求めているよ」
「高台移転で排水の問題が心配。浄化機能を担う場所としても渚は重要だ」
「防潮堤の向こうに南三陸の未来があるような気がする」などなど。

見学に来て頂いた記者さんからは「北海道の川の保全について活動してきた経験から、皆さんの森里海のつながりを大切にした想いを、どう現実に描けるかは、良い技術者と繋がることで叶うと思う」というご意見をいただきました。
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かもめの虹色会議は、今後も、希望を実行するのは自分たちなんだ、という主体性を持って展開し、まちづくり協議会の部会に最大限活かすことで、現実性を膨らしてゆこうと思います。
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2013年06月02日

第4回復興てらこ屋(伊里前)のご案内

歌津の伊里前地区で第4回復興てらこ屋「どうなる伊里前?どうする伊里前?模型を見ながら話し合おう」を6月4日(火)に開催します。

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これまでの復興てらこ屋では、第1回「河川堤防」、第2回「防潮堤」、第3回「道路」をテーマに、現在示されている計画を理解し住民同士が意見交換を行う場を設けて来ました。
今回は、それらの計画を模型として確認し、住民が互いの考えを知り、今後の伊里前について議論すると共に、今後の復興まちづくりの進め方についても考えたいと思います。
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宮城大学の平岡研究室に模型制作を依頼し、大変立派な模型を作ってきました。
また、今回の進め方については、町役場や地域の住民組織と何度も打合せや主旨・進め方の擦り合わせをした上で実施します。

参加する皆さんにとって、有意義な時間になればと思います。
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2013年05月31日

「椿のお茶会」開催記録

南三陸椿ものがたり復興のご報告です。

5月27日(月)に志津川小学校仮設の集会所で、椿のお茶会をしました。参加者12人。
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5月29日(水)の志津川中学校仮設の集会所で、椿のお茶会をしました。参加者は22人。
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いづれもテーマは@椿のまちづくり報告A松原の思い出を話そうB住まいについて、です。
今回は本物の五島市産、椿茶を、ご寄附いただいたので、みなさんで飲んでみましょう、と開催しました。椿茶は、紅茶のような味わいで、飲むと体がぽかぽかしてきました。
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お茶会をして思ったことは、この町の歴史を誰よりも知ってるご年配の方々の声は凄く大切で、その声に耳を傾けながら、まちづくりをしてゆくことが、地形と呼応したまちづくりにつながってゆくだろう、ということでした。以下は、印象に残ったコメントです。
「志津川らしいところを一つは残してほしい、海に気軽にいけるところとか」
「高台移転したら渚があっても簡単には下りられない、町民バスがいっぱい走ってほしい」
「ロープウエイがあればいいなあ」「漁業権を気にせずフノリや浅蜊を味わいたい、特区にして子供たちには獲る楽しみを伝えたい」
「私たちは生きてるかどうかわかんないけど、未来の子供たちのために考えるのっさ」。
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5月27日開催分の記録。配布や掲示と共に、役場やまちづくり協議会にもにも実施した旨をお伝えしています。

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5月29日開催分の記録。この日はコンサルさんも参加してくれました。

椿のお茶会は、仮設住宅の集会所で開催する、誰でも気軽に参加できるお茶会です。おしゃべりしながら、まちづくりに対するご意見を幅広くお聞きしたり、現在のまちづくりの情報をお伝えしたりしています。平日の日中に開催しているので、年配の女性の参加が多いです。普段、まちづくりの会合には世帯主の方々が多いので、皆さんの思いの話せる貴重な機会になっているようです。
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2013年05月24日

枡沢団地移転予定者の会合

5月9日(火)に伊里前地区枡沢団地の移転者の会合が開催されました。

これまでは移転希望者が自主的に集まり話し合いを行い、その場に役場やコンサルに来て頂く形式でしたが、3月にようやく移転候補地の概要が決まり、移転予定者も決まったことから、今回からは町から委託を受けたコンサルが主導して移転に向けた話し合いが進められる事になりました。また、伊里前まちづくり協議会の一部として位置づけられるようにもなりました。
移転予定者の約2/3の世帯が参加しました。

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今回は、土地利用計画の確認と今後の進め方についての内容でした。

今後は、月1回程度の集まりを通じて移転先に向けた様々な事項を決めていくことになります。
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2013年05月17日

第1回かもめの虹色会議

5月15日に開催した第1回目の、かもめの虹色会議。竜巻注意報が発令された中、この町の未来のキーマンともいえる面々に集まっていただき、素晴らしい時間を過ごしました。会議というより、かもめの虹色勉強会でしたね。多彩な豊かさがありました。

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これまでの疑問や質問を海洋学の巨匠、ネイチャーセンター準備室の方にお伺いしながら、この町の資源を改めて再確認しました。海の豊かさは、川や、森がどうあるかによって決まる、とすれば、この町は、山から海まで一連の学びが出来る贅沢な場なのですね。そのつながりを感じて動けることが大切ということでした。

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このかもめの虹色勉強会での収穫は、町も県に頼んでくださっている「防潮堤をセットバックし渚を復活させたい」という住民の案を、実際に町として県に提言する際の重要な知識となります。公園部会で活かしてゆけますね。問題は提言には期限があるということ。

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すこしでも見識を広げてこの町の魅力を未来に残したいと思います。次回は神社で行う予定です。
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2013年05月10日

防潮堤計画が修正されました。

南三陸の沿岸部は、高さ8.7mのコンクリートの防潮堤で覆われる計画が進められています。
ここ寄木地区で防潮堤の建設方針が最初に示されたのが、2012年2月。推進員として奥尻島にも視察に行きました。

2012年11月の説明会で高さ9.08m、奥行21m、長さ454mの防潮堤が海にせり出す位置で建設される計画が示されました。

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そして今年2月に、このまま防潮堤計画を進めていいのか話し合う住民会議を区長や推進員が中心となって開催し、「寄木地区として現計画での防潮堤は反対であること」「安心安全のためには内陸に位置を移して防潮堤を建設してほしい」旨を決め、地区として県や町に要望しました。

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そして、今回、防潮堤計画の修正案の説明会があり、内陸に70m〜100m移した位置での防潮堤計画が示されました。全長は、1/3以下になり、コンクリートを海に流し込むこともなくなり、集落から海が見える環境も守ることができた上で、安全のための防潮堤が作られることになりました。

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住民がまとまり声を挙げたことにより、計画が修正され、住民が大切にしたいことが尊重されることになりました。
説明会が終わったあとの区長さんを始め、皆さんのホッとした表情が印象的でした。
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2013年04月30日

椿のお花見

南三陸椿物語復興のご報告です。
4月23日に、志津川小学校の仮設のお母さん方とお花見をしましたよ。

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小学校の仮設から神社まで歩いて10分もかからない距離なので、お散歩がてらのお花見です。
境内の、やぶ椿は、今年はことさら美しく、たくさん咲いてるように思えます。
まるで春の果実がたわわに実って揺れているようです。
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この日の境内は、椿の他にも、桜、こぶし、白もくれん、スミレ、水仙も咲いていて、まるで秘境のようでした。
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3月に別の仮設のお母さん方と植樹した椿の苗の育ち具合も確認しました。お参りをして、志津川名物、「たらし焼き」を作りました。小麦粉、水、砂糖、そしてお味噌を混ぜて焼くだけの、もちもち甘い「たらし焼き」は、昔からある私の町のおやつです。
暖かかったので、外で頂きながら、京都の法然院さんの椿の写真を眺めたり、次はなにをしよう、という話に花を咲かせました。
「なかなか一人では来れないよ、また企画してね」とは椿姫、みなさんの言葉。仮設住宅担当の生活支援員さんとも連携しました。
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来月は毛糸で椿のブローチを編んでみたいと思います。まちづくりの話もしながらね。

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創作中の「椿のうた」は、もうすぐ発表 これからも南三陸の椿物語復興をお楽しみに〜!

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2013年04月22日

他地域から学ぶ高台移転

4月17日(水)に、すばらしい歌津をつくる協議会の定例会合が開催されました。

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定例の報告事項に続いて「気仙沼市小泉地区における高台移転の取組みについて」の講演が行われました。

被災当初から住民同士が何度も話し合い、外部の専門家や行政と話し合いを重ねる中で高台移転を進めている小泉地区の状況は、歌津地区で高台移転を進めている参加者にとっても、大変勉強になるものでした。
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地域コミュニティを大切にしながら、良い町を作っていきたいとの思いは共通しており、今後の進め方に参考になる貴重な機会となりました。
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2013年04月15日

今年度の活動計画

南三陸では、復興まちづくり推進員4名の活動を共有し、次へのアクションにつなげるミーティングを定期的に実施しています。
昨年度(平成24年度)は、数えてみると合計38回も開催していました。日々の積み重ねの大切さを実感します。

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活動拠点である神社の社務所で行われる定例ミーティングの様子。

そして今回は新年度に入ったので、今年度の活動計画を建ててみました。
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これまでの動きを継続する活動、新たに挑戦する活動、進行中の事業を考慮した活動など、様々な取組み案が挙げられました。
今年度はこの計画に時々立ち戻りながら、活動を進めていくことになります。

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「各地区の復興事業対応」「イベント・勉強会企画」「椿プロジェクト・植栽」「運営面」の大きく4つに分類して整理しました。
それぞれの活動をサポートし合いながら今年度も活動していきます。
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2013年04月10日

椿植樹のバスツアー

南三陸では、「椿」をキーワードに椿物語復興を進めています。
3月27日(水)に、登米市南方仮設住宅のお母さん方14人と、宮城大学さんの支援を受けて、志津川地区の高台に25本の椿を植樹するバスツアーを開催しました。

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植樹の前後には、バスで町内をめぐり、復興の状況を見てまわりました。
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久しぶりのふるさと、という方が、ほとんどだったようです。

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地元の造園業者さんによる植え方指導。

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お昼は社務所の2階でお弁当をいただきました。春わかめの味噌汁も作って、三陸の春を味わいましたよ。
参加者の最高齢者は87歳の女性。

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未来に祈りの道を残す活動に参加され、貴重なお役目を果たしてくださいました。こうして南三陸町に、すこしづつ、着実に、椿の道が増えております。

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今できることを、今できる人たちと。
南三陸椿物語復興は、春の日の中を、ゆっくりゆっくり進んでいます。

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後日、この記録を作成し、お配りしました。
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2012年12月12日

復興てらこ屋 第2回「河川堤防と防潮堤について考えよう」

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 現在、南三陸町では住居の高台移転の加え、河川堤防や防潮堤など、様々な分野の復興事業が進められています。歴史・風土に根差した復興のためには、住民が正確な情報を持ち、考え、議論する場が必要であると私たちは考えます。
 前回11月8日(木)に開催した第1回では、伊里前川の河川堤防整備計画について情報提供頂き、活発な意見交換が行われました。
 今回は、宮城県気仙沼地方振興事務所水産漁港部の方にお越し頂き、伊里前漁港の海岸防潮堤計画について話題提供を頂きます。安心して暮らせる町になるために、活気ある住みよい町になるために、多くの皆さまが語り合い、思いを共有する場になればと思います。
■話題提供:「伊里前漁港の海岸防潮堤について」
  宮城県気仙沼地方振興事務所水産漁港部 技術次長(総括担当)阿部勝美氏ほか
■日時:2012年12月14日(金)19:00〜20:30
■場所:南三陸町歌津総合支所2階会議室
■内容:1.話題提供「伊里前漁港の海岸防潮堤について」
     2.参加者同士で、防潮堤についての意見交換
     3.全体で意見の共有、質疑応答
 ※南三陸町役場の方にもご出席いただきます。
 ※お誘いあわせの上、お気軽にご参加ください。
主催:復興みなさん会、宮城大学地域連携センター
後援:すばらしい歌津をつくる協議会、復興まちづくり推進協議会
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2012年11月28日

「神戸まち研」の専門家が高台移転の懇談会に出席

 歌津伊里前地区の高台移転計画のうち、枡沢への高台移転を希望する住民の懇談会が11月24日夜、平成の森仮設住宅集会所で開催されました。今月10日に続く第2回目で、52戸の移転希望世帯から夫婦での参加を含め32世帯36人が出席しました。
 この日の会合には、「神戸まちづくり研究所」から事務局長の野崎隆一さんら7人の専門家がアドバイザーとして参加しました。また、兵庫県庁からも職員がオブザーバーとして出席したほか、朝日新聞と日本経済新聞の記者が取材に訪れました。
 最初に、住民側から会合の趣旨説明が行われ、専門家に対して@住民の意向集約に力を貸してほしいことAそれらの意向について専門家の立場からアドバイスをしてほしいことB行政とのパイプ役を担ってほしいこと―などの期待が表明されました。
 「神戸まち研」からの自己紹介に続いて、野崎さんがコーディネーター役を務めて、移転計画について住民がそれぞれ意見や疑問点、感想などを述べました。ほぼ全員が発言し、移転候補地がすり鉢状の造成地になることへの不満や、取り付け道路が1本しかない上、距離が長過ぎることへの懸念、公共施設に関する疑問点など、さまざまな意見が出ました。
 この日出された意見や希望、疑問点などは全て記録されて、これからの話し合いの資料として活かすほか、住民の意見として行政に届けられます。
 他の地区から枡沢団地を希望する住民がいることから、今後は移転希望者全員の名簿の作成を急ぎ、集会への参加を呼びかけることを申し合わせました。
 懇談会では宮城大学復興まちづくり推進員がファシリテーターとしてお手伝いをしました。
 次回は12月15日(土)の開催で、「神戸まちづくり研究所」からも野崎隆一さんら専門家が加わり、助言をする予定です。

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2012年11月27日

仮設住宅に兵庫県から贈られたチューリップ植栽

 南三陸町歌津の「平成の森仮設住宅」で11月24日(土)、兵庫県豊岡市から贈られたチューリップの球根の植え付けが行われました。東日本大震災の被災地支援で10月から南三陸町に派遣されている豊岡市職員の中川正康氏の仲立ちで、「たんとうチューリップまつり実行委員会」と「豊岡市但東(たんとう)総合支所職員一同」が、赤、オレンジ、ピンクの3種類の球根2,500球を提供。仮設住宅や公共施設の花壇やプランターに地域住民の手でチューリップの植え付けから管理までをしてもらい、コミュニティ活動を活性化し、春の訪れを楽しみにしてもらおうというもの。歌津総合支所を介して、町内の自治会や仮設住宅、子供会などに配布され、このうち町内最大の約200世帯およそ600人が暮らす平成の森仮設住宅には430球が届けられました。
 この日は午前8時半に、住民14人が植栽用のシャベルなどを手に集合。仮設住宅入り口付近の花壇や仮設住宅の通りに置かれたプランターなどに丁寧に植え込みました。参加者たちは和気あいあいとおしゃべりを楽しみながら作業に取り組み、2時間ほどで作業を終えました。終了後は、仮設のそばにある「カフェあづまーれ」でお茶会を開き、楽しい交流のひと時を過ごしました。
 この日の作業には、宮城大学の復興まちづくり推進員も参加してお手伝いをさせていただいたほか、地域コミュニティ再生の活動に取り組んでいる「復興みなさん会」からはお茶会用のお菓子が提供されました。
 「たんとうチューリップまつり」は、畑一面を10万本のチュリップで描くフラワーアートをメインに100万本のチュリップを楽しむ、兵庫県北部の春の一大イベントです。

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2012年11月14日

仮設集会場で高台移転の懇談会開催

 南三陸町歌津の平成の森仮設住宅集会所で11月10日夜、2か所ある伊里前地区の高台移転計画のうち、枡沢への高台移転を希望する住民の懇談会が開催されました。これまで伊里前地区の有志が主体となって懇談を重ね、移転先の団地整備の在り方を検討してきましたが、今回初めて管の浜・枡沢地区の住民にも呼びかけ、一体となって協議することになったもので、町の計画で52戸とされる移転希望者のうち、22人が参加しました。
 この日は、宮城大学の平岡善浩教授の研究室が作製した地図や立体模型を囲み、団地の位置や取り付け道路などの交通アクセス、造成地の形状などについて意見を述べ合いました。
 今後、移転希望者全員の名簿を作成し集会への参加を呼びかけることで意見が一致したほか、懇談会を継続し、区画や道路、施設整備に住民の声をできるだけ反映させることを申し合わせました。
 懇談会では宮城大学地域連携センターの奥河研究員と復興まちづくり推進員がファシリテーターとしてお手伝いをしました。この日出された意見や希望、疑問点などは全て記録されて、これからの話し合いの資料として生かされます。
 次回は、11月24日(土)の開催予定で、「神戸まちづくり研究所」事務局長の野崎隆一さんら専門家をお招きし、助言をいただきます。

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  模型や地図を囲み意見を述べ合った懇談会の様子
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2012年11月13日

平成の森仮設にスイセンやチューリップを植栽

 南三陸町歌津の平成の森仮設住宅で11月10日(土)午前、草花の植栽が行われました。町内で地域コミュニティの再生と復興まちづくり活動を推進している「復興みなさん会」(後藤一磨代表、会員11人)が、住民同士の交流を図り、絆を深めてもらおうと企画したもので、仮設住宅で暮らす住民25人が参加しました。
 午前9時前に「カフェあづまーれ」付近に集合した参加者たちは、寄木地区の畠山岩夫さんが用意したスイセンの球根約2,500株と、会が提供したチューリップの球根約300株を、仮設の入り口付近や「長生き坂」の愛称で親しまれている坂道のそばなど3ヶ所に植栽しました。昨年12月に続く2回目の取り組みとあって、参加者らは「来年の春もきれいな花が咲くのが楽しみだね」「外で身体を動かすのは気持ちが良い」などと話しながら、慣れた手つきで丁寧に植えこんでいきました。
 作業終了後は、全員が近くの平成の森のキャンプ場に移動して、芋煮会を開催。里芋やニンジン、ゴボウ、白菜などの野菜のほか、肉やキノコなどをふんだんに入れた芋煮を味わい、秋の味覚を楽しみました。

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2012年11月12日

「河川堤防と防潮堤を勉強する会」開催

 「河川堤防と防潮堤について勉強する会」が11月8日夜、南三陸町歌津総合支所会議室で行われました。町内で地域コミュニティの再生と復興まちづくりに取り組む「復興みなさん会」(後藤一磨代表、会員11人)と宮城大学地域連携センターが主催したもので、町民や県・南三陸町の行政関係者、主催者側を含めておよそ30人が出席しました。町内はもとより気仙沼市や陸前高田市からも参加者があり、防潮堤問題の関心の高さがうかがわれました。
 最初に話題提供が行われ、宮城県気仙沼土木事務所技術副参事兼技術次長の狩野利雄さんが「伊里前川の堤防整備計画」について、持参した図面を使いながら詳しく説明しました。続いて、堤防の位置や高さ、長さ、形状、工法などの分かる地図や資料を見ながらグループ毎に意見や感想、疑問点などを出し合うワークショップが行われました。最後に、主な疑問点を集約して県側に質問を投げかけ、狩野さんらがその場で回答しました。
 この日話し合われた内容や疑問点などはすべて記録し、整理されて、意見として県や南三陸町に届けられることになっています。
 この日の会は、復興に向けた勉強会である「復興てらこ屋」の一環として開催されました。

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グループごとに意見や疑問点を出し合う.jpg

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全ての意見や疑問点が記録された.jpg

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出された意見や疑問点を集約して土木事務所の担当者に質問.jpg

質問に回答する狩野さん.jpg
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